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「四代目、一つだけ願いを聞いてもらっても構いませんか?」
「言ってみて。」
四代目は私に優しい笑みを向ける。
「私の背から四代目の術式を消さないでくれませんか…
私はたとえ…異世界に行っても貴方への忠誠心は消えません。
木の葉との繋がりを消さないで欲しいんです…」
言ってて恥ずかしくなり、俯いた。
「もちろんだよ。
君は木の葉の修羅だ。
皆から恐れられるが本当はとても優しい心を持った修羅だ。」
四代目は笑っていただろう…
でも、私はその笑顔を見るのが怖くて面の中で、俯いている事しかできなかった。
たとえ般若の面をしていても、私にとって四代目は眩しすぎる。
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