異世界へ

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気がつくと、私は桜の木の前にいた。 辺りは夜のようで見事な夜桜となっていた。 森の中だろうか…辺りに人の気配はせず、安心する。 死神の姿は目立ち過ぎる。 忍の世では問題はないが異世界なら大問題だ。 般若の面を取り、ローブも脱ぐ。 それを時空間忍術でしまう。 唯の上忍の忍装束になる。 捨てる事はできないから… それにしても暗い… 森の中だとしても街灯などの明かりが多少は見えそうだが… もしかしたら、とんでもなく文明の発達していない所に来てしまったのかもしれない。 四代目はどんな世界に飛ぶのかは分からないと言っていた。 人の気配がする… 森の奥からだ、こっちにむかって歩いてくる。 「さっそくか…」
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