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今の俺は、少し興奮気味。
だってさ、いきなり、真琴ちゃんのお母さんに、あっちゃったんだぜ!
それも、もしかしたら、将来、お父さんになるかもしれない人も、一緒にだよ!
一気に、ハードルを、幾つも飛び越えちゃってるよ!
うわぁ!…俺、どうしよう!
一人で、完璧に、盛り上がってしまっていた。
少し興奮が、治まってくると、一つ、悔やまれることが…。
俺って、残念な奴だと、痛感してしまう…。
あすこで、あの言葉のチョイスは、ないよな…。
大笑いされちまった…。
まあ、結果よければ、すべて良しでは、あるんだけどさ…。
亜美に、話したら、腹抱えて大笑いした上に、馬鹿呼ばわりされそうだから、これは、黙っておこう…。
そうだ、真琴ちゃんやお母さんにも、今後、この話題は、ナシってことで、釘刺しとかないとな…。
それから、俺の母さんにも、紹介しないとな…。
早く、安心させてやらなきゃ…心配かけてるんだから…。
そんなことを、考えているうちに、電車の心地好い揺れで、うとうとしてしまった。
「…真琴…」
俺の夢の中で、天使が、飛んでいた…。
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