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麻友にからかわれたあの日から麻友と話すのが楽しみになっていた
麻友との一言、一言が胸を苦しめていた
今日は待ちに待った男子が大好きな恒例のあの日、バレンタインだ
隣で横山がバレンタインなんてなくなっちゃえばいいんだよ、こんな行事いらないんだよなんて言ってる目の前で学年一モテ男がチョコをもらっていた
横山と俺は悲しくなり二人慰めながらその場を逃げてきた
「ひろき~俺は悲しいよ・・・・」
「泣くなよ横山・・・・
俺だって悲しいよ・・・・」
「これでか・・・・?」
横山が俺の机の中に手を入れると中からは小さな赤い箱が出てきた
「えっなにそれ?」
「チョコだろー
裏切り者!」
「おい!怒んなよ」
「てか開けて見ろよ」
「えぇー
嫌がらせかもしれないだろ!」
なんて言いながらも内心大喜びな俺は、急いで開けた
中からは小さな紙とチョコが出てきた
送ってきた相手は、名前の聞いたことがない子だった
でも横山が言うには、バスケ部で身長が小さい子だと言うことだけがわかった
「てか確か美樹ってバスケ部だったよな?
美樹に聞けばわかんじゃね?」
「ひろきー本気か!
あのノッポに聞くきのか、あいつに聞いたら
冷やかされて終わりだぜ」
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