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「てか寛貴なんて書いてあんだよ」
小さい紙を見てみると「好きです」とだけ書かれていた
「好きですって書いてある」
「えぇー!!」
また二人揃いやがって
「寛貴やったなぁー
ついに念願の彼女ができんじゃん」
「あっあぁー
そうだな」
俺は麻友が好きなはずなのに
ラブレターを見ただけで気持ちが怜奈の方に行くなんて
俺ってなんでこんなに軽いんだろ最悪だ・・・・
「でっ!寛貴いつ答え出すの?
私が怜奈に言って放課後部活終わったら待っ
ててもらおうか?」
「あっ・・・うん・・・そうするよ」
今日の授業は、全く頭に入らなかった。
隣にはいつもと変わらない笑顔をしている麻友がいて
俺は複雑な気持ちになっていた・・・・
全く気持ちが入らないまま部活が終わった
片付けが終わり俺は体育館に向かっている途中でも自分の気持ちと戦っていた
ゆっくり歩いてたはずなのに体育館に早く着いてしまった。
体育館に着くとタイミング良く部活を終えた美樹と怜奈が出てきた
美樹が俺に気付き手を振ってくる
「怜奈頑張ってね!」
「うっうん・・・・ありがと!」
怜奈が俺の方に駆け寄ってきた
怜奈は少しもじもじしなが
「寛貴君初めまして」
「あっどうも」
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