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「…彼は学校というものに行っていない」
「…父親は名前も顔すらわからない。母親は彼が12歳のときに若い男と出ていったらしい」
「…12歳までは母親がいたのだろう?なぜ学校に通わせていない?」
「…彼は人里離れた山小屋で一人で暮らしていたらしい」
「…教育は?彼は相当のインテリジェンスを持っていた。学校教育を受けていないなどと信じられるのか?」
「…彼は幼い頃から同い年の子供たちや、大人たちにまで酷い虐めを受けていたそうだ」
「…それと、殺人教唆は違う!」
「…まともな教育も家族愛も受けていない少年が、大人の年齢に達したからといって全うに生きられるものか!」
「…ならば彼の所業を認めようとでもいうのか?」
「…そんなことはいっていない!」
「…×××」
私の脳裏に、ここ一年の事件と事件後の彼の生い立ちがフラッシュバックしていた。
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