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眉を顰め、頭を傾げるハティ
[俺と喋れてたのに…]
「どうしたのハティ君!具合悪いの?保健室に行かなくて大丈夫?」
「……」
眉を顰めたまま俺の腕を引っ張って教室を出ようとする
「あっちょっ…どうし――」
「待ちなさいよ!!」
そう叫んだのは勇気のハーレム要員その1だ
…名前は知らない
「聞いてるの!!待ちなさい!!」
[いや、耳が聴こえないのに聞いてるも何もないだろ…]
ハティは既に勇気達に背中を向けており、無視しているように思える
すると、ハーレム要員その1…長いからその1でいいや
その1がハティの肩に手を置いた
ガシャァン!!!!
「…は?」
一瞬のことだった
その1がハティの肩に手を置いた瞬間その1が吹き飛んだのだ
ハティを見た
「ひっ…」
人殺しのような、危ない目をその1に向けていた
「…あ゛…」
ハティが不意に口を開けた
「ぉれに゛…さ、あ゛ぅな゛…」
多分「俺に触るな」と言いたかったんだろう
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