15章

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マスターと涼子のオーラがマッタリしている。 なんか、気にくわない!! だけど、怒りより癒される気持ち。 「陽子と名コンビなんて、この世の恥だわ。」 「なっ!そんな言い方ないでしょー。もう少し優しさを持ちなさいー」 「自分に厳しく、陽子に厳しくが私のモットウよ」 「私だけー」 涼子が笑いを堪えきれずに大きく笑う。私達は視線を涼子にやる。 「そこの後輩、笑いすぎよ」 「涼子ー、そこまで笑わなくても!」 「すみません、本当に息がピッタリですね。羨ましい」 イヤイヤ、羨ましがらないでよ。 笑った顔が可愛げある。 マスターは静かに笑う。 「マスター、今日はごちそうさまでしたー。来週のオープニングパーティーにはぜひ行くから。」 「ぜひ来てください、お待ちしています」 私は涼子の方をチラッと見た。 あの爽やか笑顔で見てくるから、思わず目線を一瞬反らした。 椿姫と軽くマスター達に会釈して店をあとにした。
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