無駄な発明により変わり始めるってどうなの?

8/34
前へ
/103ページ
次へ
 そんなやり取りをしていると、身体測定は無事に終わり授業が始まる。 ――むらやま……むらやま……  最早授業はどうでもいい。 私の思考はむらやまに占拠されていた。  だからといって行かない。 プライドにかけて行くもんか!  ぶつぶつと呟きながら迎えた放課後。 「あ、根古屋さん。むらやま行かない?」 「……どうしてもって言うなら行く」  田村が私を誘ってきた。 仕方なく一緒に行ってあげる。  仕方なくだよ? 嘘じゃないよ?
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

421人が本棚に入れています
本棚に追加