無駄な発明により変わり始めるってどうなの?

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――7年前、夏。  茹だる様な陽射しが爛々と照りつける蒸し暑い日。 3限目の授業は水泳で、私達は女子更衣室へ向かっていた。 「ねえねえ。私、飛び込み出来るよ!」 「そうなんだ! 暁ちゃん凄いね!」  運動神経が自慢だった。 この頃は皆とさして身長は変わらなかったから。  月華と私は更衣室へ着き、制服を脱ぎながら水着を取り出す。 しかし、何かが可笑しい。  去年の夏とは根本的に何かが違う。 「あー……恥ずかしいなぁ……」  私は月華の胸元へ目を奪われていた。 制服を上へ引っ張る様に脱いだ瞬間、膨らんだ二つの果実が上下に揺れていたのだ。
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