無駄な発明により変わり始めるってどうなの?

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「……こやさん」 ――可愛い可愛い可愛い…… 「……根古屋さん」 ――妹妹妹妹…… 「根古屋さん!!」 「はっ!?」  過去へトリップしていた私を、少し前を歩いていた田村が振り返り、心配そうに声を荒げ引き戻した。 「ごめんごめん。ぼーっとしてた」 「もうっ! 着いたよ?」 「え?」  学校の北西にある大通り沿いの大きな店、”ファッションセンターむらやま”へ、何時の間にか歩き出していた私達は辿り着いていた。
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