微乳はステータスだと張るほども無い胸を張る

4/4
前へ
/103ページ
次へ
『良くも……良くもやってくれたわね! 暁!!』  敵のリーダー、月華(げっか)が悔しげに私を睨みつけた。 路地裏から姿を現した私は、銃口を月華に向けながら口を開く。 「先に私を傷つけたのは……貴方達よ」 「ち、違う!」  反論しようとした月華の言葉を遮り、その場で私は高らかに宣言した。 「私は今ここで宣言しよう! 世界を微乳で埋め尽くすと!!」  周囲の人が視線を一斉にこちらへ向けた。 主に私の胸元へ。  憐れんだような瞳を。 ――博士……これで良いんですよね?  私に復讐のチャンスをくれた博士を思いながら、再び敵へ向き直る。 戦争……これは戦争だ。  全ての微乳を守る為の聖戦。 それが始まったのは博士に出会ったあの日……  丁度一か月前のあの日が全ての始まりだった。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

421人が本棚に入れています
本棚に追加