無駄な発明により変わり始めるってどうなの?

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 溜息が出る。 深く深く…… 何よりも重たい溜息が。 『次……暁さーん!』 「はーい……」  現在、身体測定という魔のイベントの最中だ。 呼ばれた私は、胸元を隠していた制服を椅子に置き、人々の視線から逃れる様に医師の許へ。 『大きく息を吸ってー……』 「スゥーッ……」 『吐いてー……』 「フゥーッ……」  悲しいかな…… 私の胸に宿る二つの果実は、さして目立った動きも無い。  私は微乳だった。
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