無駄な発明により変わり始めるってどうなの?

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 自分に対する自信の無さは、いつしかコンプレックスへと昇華され、現在の私は凄まじくネガティブだ。  普段はそうでも無いのだが、こういった魔のイベントがある度、底の底までテンションは落下する。 「どうかした? ”根古屋(ねこや)”さん」 「んーん。何でもなーい」 「そう……なら良いんだけど……」  ぼんやりとしていた私を心配そうに、話しかけてきた女子こと”田村洋子(たむらようこ)”は、見下ろしながら表情を曇らせた。  そう…… 田村は私より身長が高い。  15センチほど。  彼女は容姿もさることながら、スタイルも抜群に整っている。 いわゆるモデル体型。
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