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バンッ!!! 乾いた銃声が鳴り響く 「ーーーーー!!」 隣から一佐が何か興奮しながら話しかけているようだ イヤープロテクターを外し肩にかける 「やー、正義すげぇよな」 「何が?」 「全部的に当ててさ、しかも真ん中  的の真ん中穴開けて駄目にしてるの御前ばっかじゃんか」 「僕、遠視だから結構得意なんだよね」 「へーいいなぁ!」 へらへらと笑い、銃をプラプラと揺らす一佐 一佐の的を見ると逆に凄いが一発も当たった形跡が見られない …さっき連射してなかった? 「僕これぐらいしかできないし」 「それで選ばれるんだから凄いよ、”お偉いさん”に認められる実力なんだから」 「…何か一佐に褒められても嬉しくない」 「酷い子っ!」 キーッ 何もないのに ハンカチを噛みしめる動きをする一佐 「正義さ」 「銃の腕なら、生徒会に勝っちゃうんじゃない?」 「まさか」 カチャ 思わず笑いを漏らすとイヤープロテクターを装備し標的に狙いを定める 「え、ちょっと俺まだイヤプロして…」 バンッ!! 「み、耳がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 一時間目でも一佐の絶叫が響き渡ったとさ
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