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………………。
「…………んんっ……あれ、なんか暖かい……えっ!?」
「………ん………あっ…お兄ちゃん」
「何で毎回毎回、僕のベットに入ってくるんだよ!」
「えー…いいじゃん私とお兄ちゃんの仲でしょ♪」
「………おーい、つよ……しぃぃぃぃ!!!!」
「ちょっ!ごか……ぎゃぁぁぁぁ!!?」
あぁ、もうお決まりだと思うがもちろん俺ではない。
そもそも一人称が違うからな、おっとこれはメタ発言とやらに入るのかな?
……まぁバンバンやりますけどもー
初めてこういう小説を読む人は脇役系主人公の始まりはこんな感じだと思ってくれ、
まぁ人によるけどな。
あ、一応付け加えておくが今の声の野郎と俺は友達ではない。
最近知り合った…というかクラスが初めて一緒になったから名前を知らないわけではないんだが、自己紹介し合ったわけではない。
そんなの友達とは俺は思えないからな。
まぁそんなどーでもいいことは放置して…
朝食を食べながら、本を読みながら、自己紹介といこう。
俺は……桜田 智翔世〈さくらだ ちとせ〉
ムグッ…しがない…ゴクンッ男子高校生だ。
言っとくが、脇役系主人公ではないぞ?
ああいう部類の人間は必ず厄介ごとに巻き込まれるが、俺は今まで平和な日常を送ってきたからな。
………あれ?これフラグ………ゴホッ…ゴホッ、んんっ、失礼。
食パンが変なところに入った。
やっぱり3つ同時は難しいな、本はやめよう。
パタンと閉じた本はたまたま昨日初めて買ったライトノベルで異世界もの……………やっぱりフラグだな。
よし、今のうちに準備していこう。
これで何もなかったら痛い子だな、でもいいさどうせ俺は軽度の厨二病だ!
………あくまで軽度だからな!勘違いするなよ!
………んんっ!
気を取り直しまして、
さぁ、異世界召喚に巻き込まれるために今日はアイツの近くにいようじゃないか!
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