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「なんで、俺達がそんなことをしないといけないんだよ!」
少年・浅野優人(あさのゆうと)が再び声を発した。
「そういう運命にあったとしか言えぬ」
優人の声に答える声が聞こえる。
声のした方向を見ると座った老人がいた。
「運命ってなんだよ!」
優人は、老人の言葉にムキになって答える。
そして――
「世界を救う英雄になるって、どんな運命だよ!」
浅野優人達の物語りは、ここから始まる。
そんなことになったの理由を知るためには、少し時を遡らなければならない。
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