序章

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なぜ、昨日までって?それは経営難になってしまった美鏡学園は生徒を抱えることができず困っていたところ、とある有名校の学園長が合併を申し込んできたのだ。 まあ、簡単には学園が変わったのだ。 朔乃「お兄ちゃん!」 霞「ん、なに朔乃?お弁当ならもう出来てるよ」 朔乃「あ、ありがとう。じゃなくて、当番が・・」 霞「別にいいよ。今日は初日だし緊張して寝れなかったんでしょ」 そう言って、朔乃に三つならんだ弁当から1つを手渡すと、朝食に作ったホットサンドをテーブルに並べた 霞「朝ごはんはここだからね。僕は準備してくるから」 僕はキッチンからでていき部屋に戻った。 コンコンコン 霞「母さん、行ってきます。お弁当はおいてあるから」 母さんは女手1つで僕と朔乃を育てるため、遅くまで仕事をしているため、朝は眠っています。 いつものように返事のない扉に挨拶をして玄関に向かおうとすると 「霞」 霞「なに母さん?」 「無理はしないでね。あなたの体は普通じゃないのよ、わかってるわね」
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