裏 神無月 明奈

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 「ふぅ…死ぬかとおもたわ………」 二人は現場へと到着していた 「明奈ちゃん先に降りて現場に行っといてくれ、車停めてくるわ」 「はい…」 明奈はそう言うと車から降りた 西郷はゆっくりと車を走らせ、どこかに車を停めに行った 「うわ……もうこんなに………」 目の前には大勢の野次馬と警官がいた 「はい、皆さん少し道を開けてください」 明奈は野次馬をかき分け現場へ向かう 立ち入り禁止と書かれたテープを潜り現場の中へ入った 「お疲れ様です!」 若い警察官が明奈に敬礼をする それに合わせ明奈は軽く会釈をした 「さて……」 明奈は目の前に大柄の男をみつけた 「あ…」 明奈は小走りでその男に近づいた 「郷田さん!現在の状況は?」 明奈のその声で大柄の男は振り返り少し驚く 「おや?明奈さんもここの現場ですか?」 「そりゃ例の事件関連してるし、私も調査隊の一員ですから」 「ああ、たしかそうでしたね、では状況ですが……」 大柄の男、郷田は静かに視線をブルーシートに合わせた 「……………見れば分かりますよ」 郷田は少し厳しい顔を見せた 「う………そう言う時が一番嫌な状態なのよね……」 明奈は静かにブルーシートをめくった
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