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3 輝季とのせってん
輝季(てるき)の話にもどそう。
彼女としんみつにつきあうようになったきっかけは、下校中、いつかしらおたがいよく出くわすようになってからだ。
わたしは高1のときから、スーパーでレジのアルバイトをしているので、学校が終わったらすぐに帰ることが多かった。
輝季も、2年の夏に陸上部をやめてしまっていて、駅までのかえり道がおなじだったので、おたがいによく顔をあわせることがおおくなり、気がついたら一緒にかえるようになっていたのだ。
さいしょは、年上の人にせっするように、ぎこちなく気をつかって話していたが、輝季は、わたしが想像していたよりも気さくで、とてもユーモアがあったので、しだいにわたしも地がでるようになり、いつのまにかうちとけあえる仲になっていった。
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