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猫は呑気毛つくろいをしていた 『………………』 最近少女をみかける 人間臭い生き物が好きではない だが少女は普段の人間とは違う 『………………。』 ガチャガチャ 窓にわざわざ梯(ハシゴ)が置かれてある エサをくれるのだろう。まあよい。 『…………………。』 『にゃお~ん』 小娘エサくれぬか 『………………』 少女は手を差し出した オテのつもりか…… 少女は犬と猫を同類と勘違いしている 勢いついて撫でてきた。 『にゃ~ん、わんわんわ』 俺は犬じゃない! 言葉が通じたのか器を置きだした。 『にぃや~』 焦らすなよな 器を置かれ飯にありつける と思い器に顔を覗かせた。
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