∽第一章∽

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「撤退?俺は、他の隊を張っていたんだがそんな報告はないぞ?」 「ですが報告が」 「ならばなんだと言うのだ!?」 「いや、そのっ……」 進行役はオロオロし始めるがある男が場を静める 「それならば俺の隊員が止めたんだろう」 隊長達の上座に座る男、あのコートの男がなに食わぬ様な口調で言った 「拳聖殿の隊………捌番隊ですか。何故、捌の者が戦場に?」 口調は冷静だが、疑うような顔で問う 「俺は、拳聖だからな。応援要請で様々な戦場に飛ばねばならん。その死んだ隊員の無線が奇跡的に俺に入ったが、俺は戦闘中だったんでな。やむを得ず隊員を向かわせた」 コートの男・拳聖も冷静な口調で答えた しかも、今言った様々な戦場に行ったということはマルコを殺しに行くための嘘である
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