∽第一章∽

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だがそれは、隊長‘だけ’の話 「やめなさい。二人とも」 「総隊長…」 「……………」 アルベルトは、罰が悪そうに拳聖から手を離し、拳聖は無言で身なりを整える 総隊長こと、‘テルシア・ローレンス’は自身のロングヘアーの金髪をなびかせながらコホンと咳をして言った 「進行役君、まだ議題はある?」 「あっ、は、はい。もう終わりです」 「そう。アルベルト、貴方には後で罰を言い渡します。拳聖、貴方はこれが終わったら私の執務室まで来なさい」 「わ、解りました」 「はい」 アルベルトはお辞儀し、拳聖は、そっぽを向いて返事をした
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