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「はぁ、はぁ……」
一人の若い男が森を息絶え絶えになりながら駆けていた
男の名は、ジョン・マルコフ。警軍である軍隊の隊員であり、所属は、壱から捌まである隊の中で近接系を担当する壱番隊である
「ちくしょうっ!まだ巻けねぇのか!」
ジョンは、頻りに後ろを見ながら何かから逃れるように駆ける
「なんでこうなっちまったんだ」
そう呟くと日が落ち夜空となった空を見上げ数時間前へと思考を遡させる
―――――
―――
―
『全員生きて帰ろう!!』
これから、悪魔と戦闘になるポイントに向かう際に部隊長から言われた言葉
十数人で一組+部隊長がついたミッションで新人の自分達にとっては、比較的楽なものだった。しかし、初めての実戦ということもあり緊張していた
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