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―――ガサガサガサガサガサガサ
音の多さから複数いることがわかる
「追っ手か」
「えっそんな」
悪魔が複数集まれば部隊長でさえ倒されてしまうのに、こちら側は、正体不明の男と負傷者の自分。現時点では敗北は濃厚である
「雑魚が」
いつの間にかコートの男を中心に悪魔が囲むと同時に、コートの男は‘雑魚’と吐き捨てたあと姿が消えた
「は?」
瞬きをしたかしないか、ジョンが状況を把握する頃には悪魔達は周りの木に打ち付けられていた
「暇潰しにもならないな」
コートの男は、身なりを整えジョンの方へ歩き出す
「ありがガガ」
前に立つと、片手でジョンの首を掴み持ち上げ木に打ち付ける
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