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「――ん」 力強い蓮見の腕の中に閉じ込められて。 閉じられた唇から、息が漏れる。 捕まれた両手は、離してくれそうになくて。 口付けられた、その唇を離そうにも身動きがとれない。 身を任せた状態の中、それでもどうにか離れようともがく私を、真っ直ぐな蓮見の瞳が私をとらえていて。 恥ずかしくて、瞳を開けれない。
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