偶像

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それから一週間いつも通り学校生活を楽しんだ2人。 はっきりいって2人ともあまり本気にしていたわけではなかったので、少し頭からオーディションの事は離れていた。 「あはは…あ、そういえばshiny girlsのってどうなったんだっけ?」 「忘れてた~(笑)えっと確か…今日か明日くらいに書類が届くとかじゃなかった?」 「あ、そっかそうだった。同じ日だといいね」 「うん」 * その日帰ると、渚の母はいつも通り「おかえり~」と声をかけ、「あ、何か届いてたわよ、あんた宛てに」と続けてきた。 「わかったー」 部屋に入ると机の上に白く大きめの封筒が置いてあった。送り手を確認すると、やはりshiny girlsからのようだ。 渚はビリビリ、と無造作に封筒を開けた。 中を全てだすと、ざっと数えた程度で3枚程の書類が入っていた。
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