個性豊か過ぎるのも困る話。

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「月見里くん…まさか…」 「くすっ。媚薬と言う名の愛情、だよ?」 「担架!誰か一心を保健室に運べ!!(朝輝の奴、遅効性の薬を盛りやがったな!…食べなくて本当に良かった)」 静流は内心ほっとしつつ、冷静に判断を下す。 「要っ、先生呼んでくる!!(要も食べたらあんな風になってたのかな…媚薬ってなんだろ…)」 保健室に向かいながら要は媚薬について考えた。 「早乙女、しっかり!(ちゃんと早乙女を止めてやればよかった…部長失格だ…!)」 一心の介抱をしながら後悔する元希。 部長としての責任を感じて一心を止めなかった自分を恨んだ。 そこまで思い詰める必要はないのだが。 「タオル濡らして来たぞ!!(あの媚薬ってどこで買ったんだ…?あれを使ったらもしかして…)」 介抱に加わりながらも良からぬことを考える創。 彼は彼女が欲しくて堪らないらしい。
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