個性豊か過ぎるのも困る話。

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ホワイトボードには「月見里対策と合宿について」と書かれている。メンバーの面持ちはいつになく真剣だ。 「えぇっと、じゃあミーティング始めます。テーマは大まかに分けて二つね」 「合宿のほうはひとまず置いとくとして、一番の問題は月見里のことだろ?」 創の言葉に全員(と言っても六人)がうんうんと頷く。一心はまだ本調子じゃないらしく、テーブルに突っ伏している。 「静流、月見里はいつから薬を仕込んで来るようになったの?」 元希の問い掛けに対し静流は片耳につけてつけていたイヤホンを直しながら(創曰く)ホモ本から顔を上げる。
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