帝国大附属校青春白書。

個性豊か過ぎるのも困る話。

「やっぱイケメンでもトイレぐれぇ行くんだな」

「静流くんだって人間だもん…トイレくらい行くよ…」

「あ゛ー…イケメンになりてぇー女にモテてぇー…」

パイプ椅子を後ろに傾け天井を仰ぐ創。

男子中学生として朝輝よりは何百倍もまともな欲求を口にする。

花館と南雲は？、と唐突に振る。

「うーん…要はもっと可愛くなりたふぎゅっ」

「テメェは女か！？女みてぇな考えしやがって」

要の頭を創がパーで叩いた。

静流に比べれば可愛いものだ。