----登校編----

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前野が河野に気付いた。 「よう、河野!なんだ、今日も冴えない顔をしてんな」 にやにやと笑いながら近寄ってくる前野の表情は河野に殺意を抱かせた。 『あと3m近づけ…俺のスタンド、ダスト・フェイスの射程は40cm!貴様が踏み込んだ瞬間に顔面を不細工に変えてやるわ!』 「朝からイラつく野郎だな」 河野の台詞に前野が更ににやにや笑いを深める。横で小川という2年生がそれを見て大ウケしているがそれどころではない。 「河野のくせに態度でかくない?」 実は河野がスタンドに目覚めたのは昨日の夜だ。真面目に勉強していたら、塾長にいきなり矢で刺されて目覚めた。今まで前野に正体不明のプレッシャーを感じていた。しかし今日は見える。前野はずっと以前から河野にスタンド攻撃をしかけていたのだ。おそらく精神を鬱にするスタンドで!!
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