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晴天の下、学生カバンを肩に今日も見慣れた通学路を一人歩く。
ゆっくりと流れる風景には、路上に転がる空き缶のゴミ。荷物を抱え、どこか大変そうに横断歩道を渡るお婆さん。そして、それを尻目に見て見ぬフリをして颯爽と横断歩道を渡っていく足腰がいまだ衰えない学生にサラリーマン。
もちろんオレも同じである。お婆さんの横をスルー。ああ、どれも当たり前過ぎる光景だ。この大変そうなお婆さんに気づいたとしても、誰かがなんとかするだろう。
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