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「ユウタ、この門を民間人の避難が終了するまで死守してくれ」
ステラは何の躊躇いもなく、視線を戦場からそらすこともなくそう言った。
「そんなの……」
「いいから早くいきなさい」
出来るわけがない。そう言う前にユウタはステラに城門から突き落とされていた。
「うわぁぁぁぁ!?」
しかし、落ちる感覚は直ぐに鈍い痛みに変わる
。
……あれ、なんか早過ぎるな……
ユウタは城壁を登っていた敵兵にぶつかったのだ。
そして、そのまま下にいた敵兵を巻き込んで地面まで直行した。
「イタタ……あれ?」
ユウタは奇跡的に無傷で城門前に到着する事ができた。
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