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初詣。
ここに、もう何年か前に、君と来たね。
あの時はおみくじを引いて、君は大吉で、僕は末吉で、私の勝ち!なんて嬉しそうに笑う君がいて…
幸せだった、あの時…
「ねえ!聞いてる?」
隣で怒る彼女。
付き合い始めて3ケ月…
お互いに遠慮と言うフィルターが外れてきて、こうして僕は怒られる…
彼女といても僕は君との思い出を探してしまう。
だから、彼女の怒りは最もだと思う。
こうして君と別れてから、幾度となく繰り返す失敗…
今、君はどうしているんだろう…
「もう、知らない!」
近所だから歩いてきた神社。
彼女は一人帰ってしまう。
追わなければいけないのに…
僕の足は進まなかった…
ここも君との思い出が多すぎて…
それが僕の枷になる
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