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ーある日、中庭にてー
「お前ら何だよ!?」
一人のもさもさとした黒髪の小柄な少年が大きな声で言う。
すると、それにクスッと笑うなかなか男には見えない可愛い少年たち。
「フフッ。
あんたって、ほんとムカつくんだよねぇ。あんたみたいなキモい奴が生徒会の皆様に近づいていいと思ってるわけ?」
「そうそう!
美しい生徒会の皆様に近づかないでちょうだい!」
「生徒会の皆様が汚れてしまうじゃない。」
と、一人の少年に言う。
「お前ら、親衛隊だな!?
そんな奴らがいるから…あいつらはちゃんと笑えないんだぞ!!」
一人の少年がそう言うと、可愛い少年たちはムッとして「ムカつく…!!とっととやっちゃって!!」と、言った。
すると
ガタイのいい男たちがでてきた。
「ちょうど最近イライラしててさ~いいサンドバッグだわこりゃあ。」
「へへっ。約束は守ってくれよな。」
と、ガタイのいい男たちはにやにやしながら言うと「わかったから、さっさとやっちゃってよ!!」と可愛い少年たちのリーダーてき少年は言った。
「…っ!」
男は拳を黒髪の少年へと降りおろす。
「ちょ、キタんですけどおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
「「!?」」
しかし、それは少年の顔のまえで止まった。さっきの、誰かのうれしそうな大声によって。
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