†6.

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「あー!でも、其れは無いと思うよ。」 「何だ、心当たりがありそうだな…。」 「インドの学校に行った時ねー」 俺はアムが…弟が父親と海外をまわっていた頃の話しはまったく知らない。 「何故かインド象の大群が押し寄せて来て、学校が…壊れた?」 『ハァ?????』 ハァ?何、それって??いかん!俺まで連られてしまった…。 全員の突っ込みご苦労さまです。 「ロシアではシベリアタイガーが学校を占拠して騒動になったとか? アフリカでは、サイとキリンで学校が…」 『・・・・・・・・』 「別に、俺が壊した訳じゃないんだけどね。学校に招待したわけじゃないんだけど…。 どうもね、俺の感情の波長に反応しちゃったらしくて…テヘ。」 テヘじゃないぞ!可愛く笑うとこじゃないだろそこ? 「だから警戒してるんだと思うよ、理事長先生は…。 仲良くなった大型動物しか反応しないみたいだから安心ちゃ安心だけど…。 だってこの辺、犬より大きそうな動物居ないみたいだし…。」 我が弟ながら、人間の域を脱している…。 『・・・・』 最早、全員無言…。
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