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ペコーン!
「痛て…」
宙を飛んできた何かが、アムの後頭部を直撃した?
涙目でうずくまるアム。
ザワリと、食堂内がざわつく。
「こんな所で馬鹿さらしやがって…。」
気が付くとアムは、襟首をむんずと掴まれたまま床を引きずられ…
「ん?ちょんまげ…」
ギロリと視線だけで殺さんばかりに睨まれた。
「…し、シルバー…。なんで食堂に来たの?…って、そか!シルバーも人間だものね、お腹も減るか…。」
「……五月蝿い…黙れ!」
ざわつく周りなど気にせずに始まるのは、掛け合い漫才か?
「あのお方特別室の…ヒソ?」
「超クール…ヒソ」
ヒソヒソと耳打ちしながら、シルバーに熱い視線を投げかける男の子達…。
クールなイケメンに熱い視線って…あの子たちは女の子じゃなくて、男の子なんだよなー。
「俺、もうご飯食べちゃった…プリンくらいなら入るけど…。」
「【誰が飯を食いに来たと言った…。】」
「え、俺と食事…?」
「キッチンを散らかしたまま、何を呑気に飯食ってんだ…このアホ!」
「アホ言うな!誰かさんが俺を追い出したくせに…。」
抵抗も虚しく、アムはズルズルと引きずられて行った。
「シルバー…なんで靴、片方履いてないの?」
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