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「いったいどういう風の吹き回しっスカ?」
あ?そこんとこお兄さんも気になるわ。…てかイチズくん、随分古い言葉遣いだね。
「え?どういう風の猿まわし?」
…言うと思った。ウチのアムは放っといていいから…。
「だからイチズくん、これはね…一匹お…不良×総受転校生の王道フラグなのだよ。」
一匹狼と言いかけて止めたよね、順作くん?
「…で、引きこもり←だったあの不良は、やっぱりおかん←で硬派なの?←それとも、何か進展が?………………………ゴメン、本静くんに聞いた僕がバカだった…。」
「お燗は人肌がいいんだよ。甲羅でお燗は…できるかなー?…で?何蝙蝠だって?」
・・・・もう何も言うまい・・・こんな弟で、すまん。
ニヤニヤしている順作くんを生ぬるい目で見るイチズくんは 、大人だと思う。
「あのちょんまげロードな金髪不良に何もされてないっスカ?最近、よく頭にコブを作ってるし…。脅されてるなら相談して欲しいッス。これでも俺、風紀委員ッスから。」
一瞬キョトンとした顔をしてから、ギューッとイチズくんに抱き付くアム。
「ありがとー。大丈夫、シルバーの拳固くらいちゃんと避けられるし…シルバーはひとりが好きなのに、俺がひとりでいらんないのが衝突の原因。でもまぁ…何とかなるでしょ(人間だもの)。」
心配してくれてありがとねと、イチズくんの背中をポンポンと叩くアム達を見て…順作くんはニヤニヤしながらアムの頭を撫でた。
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