†7.

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「お待たせー♪アムの師匠の順作、只今帰還! で?球技大会、アム達は何に出る予定?」 「あ?きゅ、球技大会…」 「因みに僕はバスケが得意だ。某色付きのバスケ漫画は網羅している。テニスはプリンス的に腐的な感じで…」 順作くん…。 「俺は野球ッス。」 「急須?」 「「やきゅう!!」」 もう、だいぶアムのこのパターンには慣れてきたふたりからダブル突っ込みが入る。 「アムくん中学では球技大会とかなかったッスか?」 「…アッタっチュ…」 「「で?」」 「2年の時はテニチュ…」 「「へぇテニス」」 「ホームランしか打てなくて、即負けたけど…」 「「あ、ああ…。」」 「3年は野球…それは、恥ずかし過ぎて話したくない…」 段々と語尾の小さくなるアムに頷くふたり。 「あ?ああ…」 順作くん!そこで納得するから…アムが唸って座り込んだし…。 「因みに部活は?」 「剣道。ほとんど幽霊部員で園芸部と演劇部と調理部に入り浸ってた。」 「「あ、ああ…」」 「体育の評価に、逃げ足だけは早いって書かれた。 飼育室にも入り浸ってて…授業まともに出てなかったもんな~。」 それで良くレベルの高いこの高校に入れたなって?…ごもっともです…。
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