†7.

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「ええと…何でこうなったかって聞かないでね。俺もぜんぜん身に覚えがないんだから。 …んでもって…」 アムは細い指先でタマちゃんの額の間をさすった。 「…ここにシワが寄ると、きれいな笑顔が作れなくなるよ…。」 探るように覗いてから徐に、タマちゃんの口の両端に指を突っ込んだ。 「おいーっ、アムー!何しでかしてくれてんのー!」 「「ふ、副会長様にな、なんてことをー!」」 「ホレホレ、気にしない気にしない。笑って笑って♪ 試合始まるんでしょ? タマちゃん先輩んとこになんか、ぜーったい負けないもんね!」 力瘤を作って見せるアムの頭の上に、白い物がふわりと乗った。 「ん?」 「…Tシャツ、サイズ合ってる方がいいでしょ?やるから、そっちに着替えて。」 カッコ良く決めたい子からだ。 「こんなデカいTシャツ、どっから持って来たんだ?」 「ええと…シルバーの部屋の前に…」 パコン! 「イテ!」 後頭部に体育館シューズが飛んできた。
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