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「さっすがシルバー様!」
順作くんは、高く高く手を上げた
「…選手こう…!!」
「…作戦タイムだ。」
「へっ?交代してくれるんじゃ?」
「あのどアホな、どチビに、ルールを分からせて勝たせればいいんだな?」
「まあ、そうだけど…話しを大人しく聞くタイプじゃ…」
作戦タイム!
汗を拭きながら戻って来た面々に、甲斐甲斐しく世話を焼く順作くん。
シルバーは、アムの頭を片手で鷲掴みにして自分の方を向かせた。
「イダ!イダダ…痛いって!」
「…いいか?イメージしろ!!」
イメージ?
「俺の足元のコレは?」
「バスケットぼー…」
「違う!コレは、新種の針鼠だ!」
アムの目の色が変わった。
「へっ?針鼠?だって針…大きさも…。」
「新種だと言ったろう…。人の手で触られるのが嫌いで…センザンコウのように、触れられれば丸まる。」
「ハゥ?新種の…ふむ。」
アムが食い付いた!
…しかし…言うに事欠いて、新種の針鼠って…
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