†7.

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「隣の陣地には別のチームが入っているから隣は隣…今は目の前の、自分のテリトリーに集中しろ。 ガキ共の中には密猟者がいるらしい…反対側のあの網が密猟者の物らしい…と言う噂だ。 そのための監視員が、首からホイッスルを下げているアイツだ。 相当なお偉いさんらしいから、一応言う事は黙って聞いとけ。 お前の仕事は、ガキ共から針鼠を奪って捕獲網に入れ保護する事…分かったか?ついでに…網の下部は見るな。破れていても、修理している暇はないぞ…。」 逆にバスケットゴールの下を縫い合わされたら困るだろう………………何とはなく、嫌な予感がしないでもない…。 「針鼠…接触によるストレス…0,53で針。 …両手で掴んで歩くのは危険…針を出す前に捕獲。 …片手で弾む習性を利用…チームの捕獲網はアレ…。 現地の子供達は針鼠の危険性に無知← 遊びのフリをして針鼠を奪い、捕獲網に入れる…。」 嫌、無知はお前だと思うぞ…アム。 「じゃあ、針鼠を捕獲してきます!」 チームのみんなはあんぐりと口を空けて… 「ホラ!俺達チームだろ?頼りにしてるからよろしくね?」 にっこりと微笑んで、小首を傾げれば… 「「お、オウ!」」 「…いいのか、あんな妙ちきりんな説明で?」 「あんなんで、バスケットのルールを理解できたのか?」 「とりあえず…当たって砕けろって事で…」 と、コートに向かった。
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