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突然の俺の言葉に、弟は死刑宣告を受けたような情けない顔で俺を見た。
俺の名前は本静 優・・・本当に静かで優しいと書いて、ほんじょう すぐるだ。
弟の名前は本静 歩・・・本当に静かに歩くと書いてホンジョウ アユムと読むが…………弟アムが本当に静かで大人しく歩いているところなど、一度も見たことは無い!
母さんと父さんが亡くなってから、俺は10違いの弟の面倒を親代わりになって…………
「…優のが、家事ダメダメだろうが!外国で独り暮らしなんてできんのかよ!?」
「煩い…俺は大人だ、家事なんぞメイドを雇えば済む。何ならお前が、メイド替わりに着いてくるか?
誰も居ない部屋に、ひとぉーり…」
俺は弟を良く知っている(兄だしな)…コイツがひとりで1日いるなんて、絶対に無理だ!
そして、ひとりにしたら…絶対に、何かやらかす!
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