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酔っ払い2人の間で、何やら物騒な話しが固まりつつあり…。
俺の腰をがっちりガードして離さないカオルくんに、訳の分からない事を語られる俺…とんだとばっちりだ。
酔っ払い共に「いや…俺もアムも男だから、男には嫁がないし娶るつもりもないから!」の台詞を言うのは何回目だろうか?
オーリスくんの隣にくっつくアムの奴は、暢気に
「俺…目ぇ取られんの←(×目取る○娶る)やだなぁ…」
なんて、相変わらずのトンチンカンだし。
婆ちゃんと魚波留の弟くんに至っては、苦笑しているだけっていう。
叔父さん2人は、リビングのソファーに移って…洋酒のグラス片手に羊羹を摘まみながら、何やら神妙に語り合っているし。
10時を過ぎる頃には、昼間張り切り過ぎたのか?アムが目蓋をこすり始め。
婆ちゃんも長旅で疲れたようなので、風呂に入って休んでもらうことに…休んでもらうことに……休んで………ええい!いい加減、腰から手を離さんかっ!!身動きとれんわっ!
「まあまあ、酔っ払いはどうぞ仏間でお休み下さいな。
じゃあ、勇くんと赤髪くん…布団をお願いできるかしら?
歩は、お婆ちゃんの背中流してもらえる?」
いや、婆ちゃん!アムはもう高校生だから……風呂に一緒はどうかと思う…コラ、アム!お前もそこで頷くな!!
高校生の自覚、ちゃんともとうか?
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