試験と準備と……

2/5
前へ
/164ページ
次へ
新暦79年 Stヒルデ魔導学院 4年B組……そこで 「はぁ!?ヴィヴィオが中等部の生徒と生徒と喧嘩したぁ!?」 と男子が大声を上げた……この男子の名前は東野朱哉分かりやすく説明するならただの女顔のイケメンである 「えっと、ねあー君……ヴィヴィオは別に喧嘩した訳じゃないんだよ」 それに対してやんわりと否定したキャンディのリボンをしたツインテールの女の子……名前はコロナ・ティミル、東野朱哉の第一彼女である 「そうそう、色々あってタイマンする流れになったんだ」 とコロナの説明に続いたショートカットで八重歯が見える女の子……名はリオ・ウェズリー、言っちゃえば朱哉の第二彼女である 「いやリオ、色々で略すなよ」(朱哉) 「だって本当に色々あったんだもん、ね?コロナ」(リオ) 「うんそうなの……後で詳しく教えるからって事で良いよね?あー君」(コロナ) 「そう言うならしゃあないけどよ……ってそういやそのヴィヴィオは途中で別れちまったけどどないしたんよ?」(朱哉) 「ヴィヴィオならその中等部の生徒……アインハルトさんに会いに行ったかと思われますがもうまもなく来ますよ、お兄様」 朱哉の疑問に答えた蒼のロングヘヤの女の子……名前は東野麻紗美、朱哉の義理の妹である 「ふーん、(ガラガラ)っと本当に来た」(朱哉) 「ヤッホー、皆おはよう♪」 と麻紗美、朱哉、コロナ、リオにハイタッチしながら挨拶をしたのが東野ヴィヴィオ……麻紗美のお姉ちゃんである 「にしてもヴィヴィオが最後ってのも珍しいないつもは俺が最後になるってのに」(朱哉) 「あはは~♪確かにあー君いつもならこの時間まで鬼ごっこだもんね♪」(ヴィヴィオ) 「そんな満面の笑み浮かべながら言わんでくれ……逃げてるこっちは必死なんだからよ。お陰で無駄に持久力付いたわ」(朱哉) 「まぁ無理も有りませんね……他の男子達もお兄様を追いかけるよりも目の前の試験の方が大事ですからね」(麻紗美) そう、Stヒルデ魔導学院はただいま試験期間なのである 「そうだよね……今日から四日間も試験だよ?大変だよ~!!」(リオ) 「いや……俺らが大変がってたら回りの……特に赤点ギリギリの奴らどうすんだよ……(汗)」(朱哉) この五人はStヒルデ魔導学院初等部全体で10本の指に入る頭の良さなのである……この中で最も点数が低いリオでさえ学年8位なのだからびっくりだ 「それはそれ、これはこれなの~」(リオ) と朱哉に抱きつくリオ 「えぇい!!今は引っ付くな!!まぁ試験終わればご褒美旅行あんだから我慢しろ!!」(朱哉) 「はぁ~い……」(リオ)
/164ページ

最初のコメントを投稿しよう!

148人が本棚に入れています
本棚に追加