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本棚に追加メニューも決まり朱哉は調理を始めた。アインハルトも手伝おうと席を立ったのだが朱哉が客なんだからゆっくりしててと言うのでアインハルトはそのままお茶を飲んでいるのだった……そんな時朱哉がアインハルトに背を向けたまま話を始める
「あっそういやアインハルト両親に今日帰り遅くなるって連絡したらどうだ?」(朱哉)
「あっ……その…………それは……」(アインハルト)
その質問にアインハルトの声色が少し沈んでしまう
「っと聞いちゃ不味いことだったか?」(朱哉)
「大丈夫です……ただ関係が疎遠でして一応の生活費と家賃は送ってくれるし払ってはくれるんですが……それ以上は何も」(アインハルト)
「…………そっか……そりゃ悪かった」(朱哉)
「朱哉さんは謝らないで下さい……疎遠になったのは私に責任があるんですから」(アインハルト)
「………………やっぱ似てんだなアインハルトとジーク姉って」(朱哉)
アインハルトの独白に朱哉が調理の手を止め、ポツリと呟く
「似てる?」(アインハルト)
「あぁ……アインハルトなら覚えてんじゃねえか?ベルカの時代に名を馳せた[黒のエレミア]って」
「それは……よく覚えています……オリヴィエに戦う力と腕を授けたんですから……あの?それがどうしたんですか?」(アインハルト)
「……ジークリンデ・エレミア……ジーク姉のフルネームだ。そんで五百年にも及ぶエレミアの継承者だとはいってもジーク姉の場合継承したのは五百年にも及ぶエレミアの戦闘技術だけどな」(朱哉)
「五百年……」(アインハルト)
「あぁ……まぁそんな事情でジーク姉も結構早くに両親と関係が冷えきってな、ヴィクターさん……あっ合宿でディア姉が言ってた保護者代わりの人な?その人の家に捨てられたも同然に預けられたんだよ。そん時ジーク姉は九歳……だけど目に覇気なんて微塵も無かったんだ。あったのはジーク姉が部屋に付けた破壊の爪痕……無理もねえよ物心つく前からんな力がそりゃ人生止めたくなるって」(朱哉)
「はぁ……」(アインハルト)
「おほん……まぁとにかくだ。勝手かも知れないけどよ?アインハルトはアインハルトらしい試合を見せてくれクラウスがどうこうじゃなくてただのStヒルデ魔導学院中等部所属アインハルト・ストラトスとして……なっ?」(朱哉)
「(朱哉さん……)分かりましたできる限りの努力は致します」(アインハルト)
「ははっそうか……「ただいま~朱哉」っと父さん達帰ってきたな」(朱哉)

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