第一章 "始まりの夏休み"の始まり

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野生の人間が現れた!! …なんだ、巨人か… 「よう広樹!!今から皆で野球しに行くからよぉ、お前も来いよ!!」 ヤバい、気温が5℃くらい上がったんじゃないだろうか?巨人はいつもの暑苦しい色の服を着ていた。 「き、今日もそのオレンジのTシャツが決まってるね、巨人」 ヘタレか僕は…。 こいつは単純だから適当に褒めておいて、隙ができたら逃げてしまおう。 「あん?おお、そうだろう。なんたってこれは一週間も洗濯せずに着てるからな!!」 一週間!?こいつ…どうりで見るたび同じ服装だと思ったわけだ。ってか、洗濯しろよ!! と、心の中でツッコミを入れると巨人の後ろから少女がひょっこりと現れた。 「あれー?巨人と広樹じゃ~ん!ってか、巨人クサッ!!」
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