おわりのないはじまり

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これと言って特技はない。 勉強もできない、運動は中の上あたり。 どこにでもいるような極々普通な高校生。 ...と、言いたいところだがちょっと違うんだな、これが。 今の説明に+αすると、俺は昔から何かといかつい奴等にからまれやすい。 まあ、簡単に言うと顔が〃そっち〃系、てことだ。 まあ、そんなことがあってか、まあまあ喧嘩は強い。 もともと負けず嫌い&売られた喧嘩は買ってやれな俺は、それはそれは、もの凄い勢いで強くなり(と言ってもまあまあ)、そのせいで学校ではあることないこと、あんなことこんなこと、やってもしないことがあちらこちらで囁かれている。 ほぼ毎日喧嘩オンパレードな俺だったが、その他は普通の高校生なんだ、授業だって真面目に受けてて、委員長にも立候補した。(それでも何故か怖がられる俺って一体...) てか、俺って顔のわりには真面目なやつなんだけど...。 まあ、この物語りはそんな俺のだらだらな毎日を描いたストーリー。 ...のはず、そうだったんだ、はじめはそのはずだったんだ。 どこで道を踏み間違えたんだろう、俺は何故か今、喉元に大きな鎌をあてられている。 少しでも動けば頸動脈とこんにちは。 あの世にお世話になってしまうだろう。 誰でもいい、help me....
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