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その後も、物が落ちてきたり、阪の上から物が転がってきたりした。一番酷かったのが車が物凄いスピードで突っ込んで来たときだ。
あれはマジで死ぬかと思った。
悠「もうこれ以上酷い事は起きないだろう」
ゴロゴロ
悠「何だ?」
さっきまで青空だったのにでっかい雲が真上に有った。
悠「なんか嫌な予感するし、行くか」
ゴロゴロ
ドガーーーーーーン
悠「グハッ」
予感が的中して、空から雷が落ちてきた。
それにより、俺の16年の人生は幕を閉じた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
悠「………う……ん…?」
目が覚めたら真っ白な空間に居た。
辺り一面すべて真っ白
悠「…どこだここ、俺は確か雷に…う……たれ……て」
あれ?何で俺生きてんの?
雷に撃たれたら普通死ぬよね。
?「それは、ワシがお前さんをここに呼んだからじゃ」
悠「……………」
後ろを見たら羽根生やした真っ白い格好の変なおっさんが居た。
悠「……誰?あんた」
神「ワシか?ワシは神じゃ」
悠「人違いです」
神「人違いかどうかはワシが決める事じゃ!!」
悠「で、神とやらが俺に何の用だ?」
神「無視か!!」
はぁはぁと神が息を切らせる。
神「ワシがお前さんをここに呼んだのは、お前さんの死がワシ等のミスだったからじゃ」
悠「ミス?」
神「そうじゃ」
悠「じゃあ何か、俺はあんたのせいで死んだのか」ムカムカ
俺はかなり頭にきていた。だって人生これからなのにこいつのせいで俺の将来は無くなったんだから。
神「いやな、ワシの部下が転んだ時にお前さんの書類をビリビリに破いてしまって、その書類は人の生き死にを決める物じゃったからビリビリに破けたらそれはその者が死ぬのと一緒なんじゃ」
転んだ時に破けた……だと。
そんな大切な物ならもうちょっと気を付けろよ。
悠「はぁ~。まぁやっちまったもんはしょうがねぇ。で、他にも俺を呼んだ理由、あんだろ」
神「ほぉ、よく気づいたな。お前さんは本来死ぬはずじゃなかったからの、良ければ他の世界に転生させようと思ったんじゃ」
悠「他の世界?」
他の世界とは異世界と言う事だろうか。
神「そうじゃ。この世界じゃ」
神はそう言って、デカイ鏡のようなものを出した。
一体どこにそんな物を?
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