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今日は打ち合わせの日
私の事務所はアイドルも少なく、人手もほとんど居ないため、私と天樹さんと社長の3人での打ち合わせ
「ここはこうしたほうが良いんじゃないですか?」
「うーん…」
いつものことながら私の意見はことごとく打ち消され、天樹さんと社長の2人によって打ち合わせは進んでいる
「たまには私の意見も聞いてくださいって!いつもいつもことごとく否定して…ひどいじゃないですか…」
「お前のそれは今の状態じゃ人気が伸びないから言ってるんだ。別に何も考えずダメだと言ってるわけじゃない。だからそう拗ねるな」
「す…拗ねてません!!」
「拗ねてるだろうが」
天樹さんはクッと笑うと社長とまた話し出す
…やっぱり…私なんか売れないのかな?
特別かわいくもないし
特技や自慢出来ることがあるわけでも…
「沙耶、お前が言いたいことは分かる。だが、今はせっかくのファンを逃がすな。無謀なことをすればするだけメジャーへの道が遠のくだけだ」
「……でも…」
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